妹尾通信

生命の樹

ある日、突然体から抜け出して


私は生命の樹を見上げていた

突然、異次元に移動したので

私はびっくりして呼吸が浅くなっていた

深呼吸したら、

私の深呼吸と連動して生命の樹が光ったり、光が弱ったりした

この光とわたしの呼吸は繋がってる

「ああ。これは(ほんとうの)わたし」

そう気づいたら戻っていた

 

 

 



その後、生命の樹というのを

本の中で見つけた時は

心底驚いた

わたしと同じ景色を見た人がいたということ

妄想なんかじゃないこと

それを突きつけられた

わたしは、わたしたちが認識しているような肉体としての命ではなく

もっともっと神秘に満ちていること

わたしたち人間は

まだまだ何も知らないということをその時に知った

「わたしたちは何も知らないのだ」

 

 

 



昨日、彩乃ちゃんから聞いた

地球のアセンションは「ゆっくりと」というスタンスに入ったらしい

つまり、近々起ころうとしたアセンションの会心撃はなくなったのだと

絶望と後悔が溢れた

どうしてみんな気づいてくれないんだ

一人一人が本気でありのままに生きたら

世界は変わろうとしていたのに

一人一人の内側が

本当に世界を変えているんだと

どうして気づけない?

みんなのようにわからないままなら苦しまない

わかるから苦しい

伝えてもわかってもらえない

私が死んだら少しは周囲の人に衝撃が起きて

世界は変わるだろう

私が死ぬしかないのだろうか

そう思った

彩乃ちゃんが教えてくれた

ゆっくりやるしかない

宇宙は最善を選んでくれているんだ

 

 

 



小学生の時卒業文集に

「大樹になりたい」と書いた

わたしは樹になって

わたしの中で生命の樹が安らぎと愛に満ちることだけを選ぶ

樹のように

ただ呼吸だけになれるか

嵐を許し
日照りを許し
雨を受け入れ
干ばつを受け入れる
語らない樹になる
動かない樹になる

過去は、愛によって生み出され

いまここ、愛を伝播していくためだけ存在している

未来は、愛に還るしかない


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