ずっとずっと行きたかった北海道!
初めての北海道。素晴らしかったです。本当に自然が雄大で、空が5倍くらい広く見えました!
近所の多摩川の景色を北海道出身の友人に見せてあげたいと言って見せた時
「普通」って言われて、笑
こちらに来て、その言葉の意味を理解しました!
どこもかしこも素晴らしい自然。
なんとなく誰かが守っている気がしたんです。
カムイ(アイヌ)のスピリットなのかな〜なんて。
真夏の北海道でしたが、すごく涼しかったのですが、もしここが東京のようにビルが建ち並ぶようなことがあったら、こんな涼しさは感じられないだろうと思いました。
そして、この北海道の雄大な自然が守られている奇跡は決して奇跡ではないようにも感じました。
何世代にも渡る人々の自然への敬意、信仰があるからなんだろうと
とはいえ、人口が減っている北海道
人口の減少が見ても分かるくらいでした。
ただ、それは決して悪くは見えなかった。
北海道に行って感じたのは、豊かな森に住む、豊かな動物たち、豊かな虫たち、豊かな草花
自然の中に住みたいとは思うけれど、
動物や植物からしたら、これほどに文明が進んだ人間と動物たちが共存するのは難しいのかなと。
よほど、人間が動物たちや植物たちに寄り添う生き方をして、原始的な生活をして、動物たちともテレパシーで会話できるくらいなら、共存は可能だと思いましたが、
棲み分けが必要なのを初めて実感しました。
食べ物も温泉も最高だった
宿泊したホテルが電気が届かないという理由で、オフグリットのホテルだったのですが、電気が自家発電であるというのは全く信じられないくらいの電気の受給率でした。普通にWiFiも通るし、友人とも通話できました。水道も独立していたので、支笏湖の水を唯一飲むことができました。
しかしその旅館ができるまでは、大変なご苦労があったそうで、
その当時は、「鬼が住む場所」だとか「行ったら生きて帰れない」とか根拠のない噂がされていた場所だったそうです
実際は、
源泉掛け流しのお湯を支笏湖のお水でちょうど良い加減になっているという奇跡の温泉で発見した創始者はここは天国のようだと思ったそうで、私もそう感じました。
北海道にはそんな風に、自然を大切に守り、観光業よりも自然を守ることを優先した人々の強い強い意志が感じられました。
植松さん
そんな北海道の赤平は人口がどんどん減っている場所です。
植松電機の看板のすぐ横に、ご自宅の表札が堂々と「植松」とありました。
5万人以上のフォロワーがいる著名人でありながら、今でも丁寧にもらったメッセージに返信をしているんだとか。
植松さんのロケット教室にも関わらず、うちのR様は、全くやる気なし。携帯で音楽を聴き始めました。
ただ、植松さんの言葉に救われました。
日本のJAXAは、ロケット教室するとみんな黙って黙々と作業するんです。
一方でアメリカのNASAは、教室の中をウロウロと動き回って談笑しながら作業するんだとか。
どちらがロケットの成功率が高いかって、後者だそうです。
全く、周りに影響されることなく、自分のペースで生きている娘をなんだか誇らしくも感じました。
(喧嘩してましたけどね)
授業を受ける態度としては本当に失礼だった娘。
そんな娘を気にかけてか、
最後に、植松先生が娘に近寄って「すごいね、ロケット飛んだね!」と言いました。
娘は少し緊張していましたが「すごい早くてびっくりした」と言った後に
「すごいね」と(通訳:植松さんいろんな苦労を乗り越えて、ロケットまで作ってすごい人なんだねの略)
その言葉を聞いた植松さんが、少し涙汲みながら、娘を見つめていました。
植松さんの優しさが世界を変えている
植松さんの原動力は愛なんだと感じます。
それが世界を動かしている。
植松さんが抱えた苦しみ、乗り越えたご苦労は大変なものですが、
それを乗り越えさせている原動力は愛なんだなと
心から感じました。
携帯に「思うは招く」のサインを頂いたときに
植松さんから、このサインのメッセージを教えていただきました。
「このロケットは、自分。この星は目標。自分が夢に向かって飛び立つとき、やがて、真っ暗闇になって、一度は一人きりになる。だけど、そのさきに星にたどり着くんだよ」と。
この言葉は娘のためでも息子のためでもなく、
誰よりも自分に突き刺さりました。
私が知っている星をもっと多くの人に伝えていかなければならないとも思いました。
カムイのダンスと花火
たまたまホテルの予約がミスったおかげで、素晴らしい温泉のあるホテルに宿泊できて、しかもカムイのダンスと大きな花火を見ることもできました。
北海道に住めるなんてしあわせなことだとつい、観光客は思ってしまいますが、
この自然を守りぬいてきた人々の魂のリレーを思うと本当に感謝でいっぱいになります。
北国の人々の強さ、そして優しさ
それがこれからはとっても大切になるんではないか
そんな風に感じた旅でした。
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