【憎しみに苦しむ人が一人でも減りますように】

   私は友人に恵まれている 以前、どうしても歌を歌いたくて、友人をカラオケに誘ったら「〇〇ちゃんが歌いたいなら歌いたい」と言って、カラオケなんて全然得意じゃない子だったのに、一緒に付き合ってくれて、その子が歌ったのは合唱の「ビリーブ」っていう曲、一曲だけで、それ以外はずっと嬉しそうに歌を聴いていてくれた。

 その時の彼女の優しさを受け取ったのは、もう10年も前なのに、その10年間の間は、その彼女の優しさを何度も思い出して、救われた。

 人の思いやりや 優しさこそ 強いものはないと思う 写真は、Pietàという作品をモチーフに創られた有希さんの作品✨

Pietàとは、聖母マリア様が、処刑に遭った息子を抱きしめている像✨

どんなに美しい聖母マリア様でも、人間である限り、愛する息子がそんな酷い目に遭って、冷静であったはずがない✨ きっとその中には憎しみや憎悪があったであろう✨

でも、そんな中でもその憎しみこそが自分自身を傷つける剣でもある✨

Pietàを通して、有希ちゃんが祈ったこと

『憎しみに苦しむ人が一人でも減りますように』

憎しみを大切に扱い、そして弔い、美しく昇華された作品

作品展を終えて、疲れ果て、尽き果ててる有希さんが、

本当に愛おしくて、 人間でありながら、光を強く求めることの儚さと、愛おしさに また救われた気がします。