男女の統合

【依存傾向のクライアントにどう対応するかのコツ「まとめ」】

私は依存系クライアントのプロだと言ってもいいくらい、依存系クライアントが多い。

愛が深い人だと見えるからだろうか…笑、

どこまでも助けてくれると思ってる。笑

助けるつもりなど最初からないが、そう期待される。

そんなわけで、数々のズブズブの依存系クライアントを自立させてきたコツと体験談をここにまとめたいと思う。

セッションをしているカウンセラー・コーチ・ヒーラー・コンサルタントさんは是非とも読んでほしい。

1.相手は投影である。



依存系の困ったクライアントがいるのではなく、あなたのニーズにぴったりの相手が存在しているのである。

そもそも、カウンセラー・コーチ・ヒーラー・コンサルは依存の場所づくりをしている職業である。

それを自覚した方がいい。

私が、「カウンセラーなどいらない」というのは、これが理由である。

カウンセラーを養成し、コンサルをやりながら、そう言っている私にツッコミが来そうだけれど、最後まで話を聞いてほしい。

そもそも、誰かを癒そうとか、助けようとしている時点で、癒されたい人、助けてほしい人が現実に顕れてしまう。本気で、人を救いたいなら、誰も救おうとしないと覚悟するというのが、私のたどり着いた答えだった。

これは、極論だ。

もちろん、誰も癒す必要がなく、助ける必要もない世界はいづれやってくるかもしれない。

しかし、現在の私たちは、相互扶助の関係が必須である生物であり救いの必要な人間のニュースは止まない。

知的に進化した私たちに、今、カウンセリングやコーチやコンサルが重要な役目を追っているのは言うまでもない。

しかし、私が警告したいのは、

「依存系クライアント」を問題視しているカウンセラーのことだ。

「依存系クライアント」を問題視している意識レベルの低いカウンセラーも少なくない。

その依存を創造しているのは「自分自身である」
にもかかわらずだ。

「ダメなクライアント」とレッテルを貼って、自分の能力の無さを見つめることのできないカウンセラーは下記の文章を参考にしてほしい。

まず、カウンセラー・コーチ・ヒーラー・コンサルとして、全ては投影であるということを、自分自身に常に問い続ける必要がある。

自分の在り方を見つめること。

そして、

相手が何を教えてくれようとしているのか、気づき続けること。

この辺り、あまりにベーシックなので、下記の講座でマスターしてほしい。そうすれば、あなたは実力のあるカウンセラーになれる。

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2.依存系クライアントには守られている捨てがたい環境がある


まず、前提として、全てが投影であるということを認識した上で、読み進めてほしい。

「依存」の定義はこちら、

①依存とは、身体的依存を伴うもしくは伴わない、薬物や化学物質の反復的使用である。行動的依存、身体的依存、心理的依存は物質関連障害の特徴である。 日本語ではアルコール中毒、薬物中毒のように、中毒と呼ばれることも多いが、現在医学用語として使われる物質の毒性に対する急性中毒、慢性中毒は、依存症とは異なる。

②「何かの習慣的な行動が、自分の生活や人生にダメージを与えているのに、意志の力ではそれがやめられない状態のこと」

③「依存」とは、他人や組織、モノに愛情や支持、保護、援助を求め、それがなくては生きていけない状態であり、行為や思考のコントロール障害といわれています。自分ではやめられなくなり、精神医学の立場から病気と認められているものを「依存症」といいます。

今回、論じている依存は、医学でいう「依存症や中毒症」も含めたその根っこにある「依存」について…です。

妹尾留衣の考える依存はこれ↓

自立とは「自分を信頼すること」
依存とは「相手を信頼すること」

もし、誰かに頼ったり、助けを求めたりしても、その行動の責任について、自分を信頼しているなら、それは自立であり、健全な相互扶助に繋がる。

一方で、新興宗教や人気ヒーラー・カウンセラーなど、人気商売などは「相手を信頼する」というベクトルを産み出し、依存をうむ。これは家族関係にも、会社などでのチームでも生じる「病」の根っこにあるベクトルだ。

「自分を信頼する」という自立の軸にベクトルは生じない。エネルギーは円で円環する。

つまり、依存系クライアントの根っこにあるのは「自分を信頼できずにいる」のだ。

それゆえに、何かに依存するパターンを持っている。

そして、それにメリットがある。

その支えがないと立てないと思っているのだから、
それはあくまでもメリットだ。

顕在意識では、依存したくないと言いながらも、潜在意識ではメリットがあるから、その状態を創り出している。

カウンセラーがはき違えてはならないのが、ここ。

「自立したほうがいい」という正義を押し付けてはならない。

相手はメリットがあり、依存することでバランスを保っている。

わかりやすい例で言えば、収入面でサポートしてくれる親がいたりする。

依存傾向の親は「自分を信頼する」ことができていないため、他者を救う・頼られることで、「自分という存在価値」を見出すことが多い。

子供がニートで困っていると言いながら、実は、潜在意識では、子どもをニートにすることで、自分の存在価値を確かめているのだ。

子供は依存したいし、親は依存されたいので、見事は均衡が保たれる。

一度バランスを保ったエナジーはなかなか変化することができない。

そうして、長いニートになってしまったりするのだ。

他にも、こんな例がある。

本人は親の財産の存在に気付いていない。本当に知らない。

しかし、潜在意識では、親が経済的に豊かであることを知っているため、収入を上げるという現実を生み出すことがない。

親から自立してしまえば、その豊かな経済力から恩恵を得られなくなってしまうと潜在意識が知っているからだ。

このように、ほとんどの依存系クライアントには「頼れる場所」がある。

逆に言えば、「頼れる場所」を失うと、人は動き出すのだ。



それに良いとか悪いの判断をカウンセラーが下す必要はない。例え、ニートでも、アルコール中毒でも。

どうしたいかの判断を下すのは「クライアント本人である」ということを忘れてはならない。

クライアント本人は、上記ののべた構造を客観的に把握することができずにいるために、自立したいという顕在意識と、依存したいという潜在意識の狭間で、苦しんでいることが多い。

ゆえに、カウンセラーは

依存していることによるメリット
依存されている側のメリットに気づかせてあげる必要がある。

言葉で事実を突き付けるのではなく
本人が「はっ」として、

そのメリットよりも
自立したメリットの方に可能性を感じ、(セルフエフィカシーを高め)ることができた時に、現実は動き出す。

この辺りは様々な手法がそれぞれにあるだろうから、オリジナルのやり方で、やっていけばいい。

大切なのはカウンセラー・ヒーラー・コーチ・コンサル自身が癒されていること



クライアントの、自分を信頼する力、セルフエフィカシーをあげることは、自分自身が完全に癒されていれば、言葉なしに、存在だけで、可能だ。

つまり、あれこれやらなくても、存在だけで、相手は変化し始める。

それが私のたどり着いた境地であり、そういった人が増え始めている。

まあ、そこまで行かなくても、まずはこの無料オンライン講座で、ご自身の意識を高めておくことで、ご自身の人生や仕事に活きることは間違いないと思います。


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