山口県観光大使でもあるmoutain mouse 中谷昌史(マーシー)が宮城県に来るということで、同行させてもらった。
まずは大船渡へのお祈り✨
火災や震災の被害を受けている地域にお伺いする=邪魔、迷惑とかって印象もあるじゃない?
その中で山口県の小学校の千羽鶴を持っているマーシーと大船渡の神社に行くのは正直、ドキドキもした。
特に、このことはどこかにオープンしないよう、こっそりお祈りしようねと約束して。
いつも通りに私はお祈りをして
マーシーとささやんが優しい音色で「水」の歌を歌ってくれた
歌を歌って帰ろうとすると、宮司さんと偶然出会い、山口県の小学生が作った千羽鶴をお渡しすることができた。
最初は緊張した面持ちだった宮司さんも、神殿の中まで招待してくださって、マーシーの歌を聴いたら、とても喜んでくださって、
帰り際に、
震災の時に大変だったこと、それが10年もかけてやっと復興した矢先に火災になってしまったこと、静かに話してくださった。
私たちが帰るのを最後まで見送ってくださって、
その時、初めて、ここに来て、お祈りができてよかったと思った。
もうこれで旅は終わったね〜なんて冗談を言うくらい胸いっぱいで気仙沼市立大島小学校へ向かった。
地元の漁師さんが主役の大島竜宮祭りの撮影係に急遽抜擢されたのだ。(カメラ能力ゼロ)
気仙沼ホルモンは絶品だったが、お釣りを渡されれず、突っ込んだら、計算を間違えられていたが、これ以上突っ込めないと思って募金することにした。そんなやりとりが愛おしく、笑顔がたくさん詰まったお祭りだった。その後、菅田将暉主演のサンセットサンライズのお店のおばちゃんだったことが分かり、場所とかも教えてもらったり、見知らぬ土地のみんなが優しく迎えてくれた。
それは何故なら、マーシーがNHKの「3.11ありがとう」に出演がこの日の16:00に決まっていたからだ。
マーシーの周りにたくさんのおばあちゃんたちが集まってきて、写真撮影を求められていた。
マーシーは3.11の前に東北ツアーを妹のまあちゃんと回っていて、東北の人々の優しさに触れていたから気仙沼のことも元々大好きだった。だから、震災があって、漁師でもあるマーシーは、とても胸を痛めたという。当時、お父さんに「船をあげてこい」と言われ、おじぃちゃんとお父さんとマーシーとそれぞれ1台ずつあった漁船のうちのマーシーの漁船を手放すように言われた。マーシーは「そしたら仕事できなくなるよ?」って言うとお父さんに「仕事してる場合じゃねー」って言われ、
「いや、かといって、気仙沼の船の大きさと山口県の船の大きさは違うから、寄贈したら、かえって迷惑になるかもしれない。もし廃棄するとしたらも大金もかかる。」とかの葛藤もありつつ
行動することを決意
船は無事に気仙沼の人に寄贈され、ちゃんと活用され、数年前に使えなくなって、廃棄されたという。
そんなこともあって、マーシーは気仙沼の住民の人と長い付き合い。そのきっかけで「3.11ありがとう」の出演が決まっていたという。
お祭りの合間に、「3.11ありがとう」の出演のきっかけとなったご夫妻のお店に訪れると、体調が悪く、その会場に来れなかった近所のおじいちゃんがいるとのことで、マーシーとそこに行くと、涙を流して喜んでいらっしゃって、私はその過程も歴史も何も知らなかったから涙の理由も関係性も全然分からなかったんだけど、
たった一人の優しさが、誰かの優しさにつながって、誰かの命を救うんだと
強く感じました。
それからまた撮影に戻って、ワカメ詰め放題は漁師さんが無料でワカメをくださったり、気前がすごい!笑
港町の活気ってそれだけで楽しい🥰
次は大島小学校の元校長先生のご自宅へ!
先生は3.11の時に校長を勤めていた先生でもあり
その時の出来事を全国の子ども達に伝える講演活動もなさっている
そんな子ども想いの先生のご自宅で「3.11ありがとう」の放映が始まり、奥様とマーシーの4人でその映像を一緒に見させていただき、みんなで涙を流して笑った。
私は被災者とか、震災を被害を受けた可哀想な人だと思うことを一切しないようにしている。
カウンセラーとして、yogiとしてのポリシーとして
可哀想な人、不幸な人というジャッジそのものから抜けることは意識的な努力としてそうしている。これがないと人を本当に救うことはできない。
だから、
初めて、それを体験した人の心の感覚を感じることをそのままに許して過ごせたことで
自分自身がすごく癒される時間だった。
カウンセラーやyogiとしての中庸を保つ生き方はとても強さとしなやかさと注意深さが必要だから。
ほんの少し自分の弱い部分に寄り添う時間として、私への癒しの時間だった。
可哀想な人ではない
被災した(被害を受けた)人ではなく
人生をコントロールできる、全てが神の祝福であると思うひとを増やすために
いつもその姿勢とあり方を貫いてきた私にとってその人たちに寄り添い涙を流せる時は
非常にリラックスできる瞬間だった。
先生に宮城での教育改革を促進させるための「オモロー」という企画をしていることをお伝えすることも叶い、新しい繋がりもできた。
すぐに次の企画の撮影にみんなで行くことに!
光風船を配られ、小学校にプロジェクトマッピング!準備がうまくいかずかなり長い間の待ち時間…
ここは撮れ高なので頼んだ!と言われたのに、充電はもう…。
マーシーが大島小学校に伝わる大切な詩にメロディをつけた「イワシ」という歌をみんなで踊りながら歌ったりしながら、寒くてしびれを切らしはじめた頃
光る風船を持っている子どもたちにマーシーが
これを左右に振ってみよう!そうすると、みんなが同じように動き出すよ!
となったのがこの画像!
オモローも同じで
社会や巨大な権力が世界を変えるのではなく
一人一人が光という愛を動かしているのを見て
それをいいなと思う人が、また一人また一人と増えていく
光が伝播していく
そうして光で一つになる
そういう景色を見せてもらった
実は気仙沼の人に酷い裏切りをされたことがあり、大島に行くことは一生ないかもな〜と思っていたので、
今回の旅はマーシーでなければ絶対に行くことがなかったんだけど
その痛みも出会った人々の優しさに癒されて
東北の人とまた一つになれた気がした
何より、
東北は他から来る人をあまり受け入れないなんてことを聞いたことがあったり
都内から地方に移住しても分かり合えないって聞いたこと何回かあったけど
マーシーを見て、全然そんなことないって見せてもらえたし
愛は愛を呼んで愛で繋がれるという確信にしかならなかった🥰
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