イギリスも日本も世界は繋がっていますからね。
人間万事塞翁が馬
その昔、時は戦(イクサ)時代の物語。
とある国境の砦に、父親と息子が暮らしていました。
息子は、戦に駆り出されても良い年頃です。
そんなある日のこと、事件が起こりました。
父親の飼っている馬が逃げ出したのです。
昔の馬は今の時代で言う資産。いわば大金を失ったようなものです。
それを知ったご近所さんたちは、父親を慰めに見舞いました。
「いやいや、今回の事件は残念だったなぁ」
すると父親はこう返します。
「それはどうだろう。この災難が幸福になるかも知れないよ」と。
そしてしばらくたったある日。
なんと逃げた馬が、たくさんの野生の駿馬を従えて戻ってきたではありませんか!
その出来事に、ご近所さんたちもお祝いに駆けつけます。
「逃げた馬が戻って来ただけでなく、駿馬を連れ帰ってくるとは!よかったなぁ」
すると父親はこう返します。
「それはどうだろう。この幸福が災難になるかも知れないよ」と。
そしてまた、しばらくったったある日。
息子が野生の馬を手なずけようとした際、落馬し足を骨折してしまいました。
その野生の馬とは、以前逃げ出した馬が連れ帰った駿馬です。
ご近所さんたちも、お見舞いに訪れます。
「かわいそうに息子さん、大怪我をしちまったな」
すると父親はこう返します。
「それはどうだろう。この災難が幸福になるかも知れないよ」と。
そのうち、その父親と息子が暮らす地域でも戦が始まり、集落の若者は駆り出されることとなりました。
しかし父親の息子は、足を骨折していたため戦力にならないという理由から、徴兵を免れることができたのです。
そして、その命を全うしましたとさ。
そう。だから。
全てを受け入れよう。
ただあるがままに。
自宅に籠らなくてはならなかった人。
医療従事者で出勤が余儀なくされてる人。
育児に向き合わなくちゃいけなくなった人。
夫に向き合わないといけなくなった人。
コロナで苦しみ死ぬ人。
情報に翻弄されてる人。
不安に苛む人。
喜びと希望に満ちる人。
どんな人も、必要で起きている。
常に最善が起きている。
私たちは生きているようで、生かされている。
不幸だと決めているのは、あなたの思考。
幸せだと決めているのは、あなたの思考。
他者が存在するように見えて、
実は自分の中の
思考の中で、映像を見て、感情が動いているだけ。
自分という魂が
「愛」を学んでいるだけ。
包丁自体は悪ではないけれど、
使う人によって、悪にも善にも使えるように。
お金も
使う人の意識のよって、悪にも善にも使えるように。
あなたのその今置かれている状況そのものを決めるのは
あなたの内側の思考、マインド。
エゴに傾けば苦しみ、
そのエゴを手放すチャンスを与えられる。
愛と感謝に満ちていれば、
愛と感謝が広がる。
世界はとてもシンプルで
希望に満ちている。

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